川柳人協会

可有忌(令和4年5月)
『軋む』   竹田 光柳 選
殺戮が止まぬ歯軋りする地球平蔵  柊
辛辣な言葉を浴びてから疎遠花井ようこ
多数決不協和音が聞こえ出す新井千恵子
国境を軋ませ踏んでゆく戦車西潟賢一郎
プーチンの野望地球を真っ二つ矢野 義雄
人間のエゴにぎしぎし泣く地球森 沙恵子
地球儀が不協和音で悲鳴上げ大川 光一
大国のエゴに歯軋りする正義江崎 紫峰

『便利』   加藤 ゆみ子 選
年寄りを武器に教わる操作法片倉みどり
指先で間に合い弱る会話力黒崎 和夫
匿名という重宝な顔がある中島 和子
ウソも混ぜ口は便利に使われる五十嵐淳隆
どや顔の多い妻だが役に立つ五十嵐淳隆
分が悪くなるとオンナが顔を出す髙橋 和男
断れぬたちで安全牌にされ安藤 紀楽
都合よく読んで下さい草書体小菅 八柳

『信じる』   佐藤 美文 選
温い手だきっと仲間になれる手だ渋川 渓舟
すぐ側に頼れる妻がいる強み藤井 杏樹
良い友に出会い信じることできた島村 呆眼
信じると皆良い人に見えてくる新井千恵子
信じる手介護する人される人木村 心風
ふるさとはいいなボクには背を向けぬ西潟賢一郎
苦しくも明日を信じ子を育て大野 征子
全幅の信頼おける友が居る江崎 紫峰

『生憎』   新井 千恵子 選
九条に武器の供与を禁じられ五十嵐淳隆
レッサーパンダ今日は立つ気がないらしい上田 健太
まごついた指に着信そっけない駒木 香苑
思惑外れ打算を狂わせる上村  脩
整理券私の前で打ち切られ渋川 渓舟
土砂降りが古都の風景画を崩す西潟賢一郎
花に雨花見のコロナ彼に妻栃原 輝昭
村が市になりふるさとの四季が消え西潟賢一郎

『顔(字結び可)』   小山 しげ幸 選
人類の敵はヒト科という仲間五十嵐淳隆
この地球人類だけがゴミを出し安藤 紀楽
類がない快挙二十歳でパーフェクト安藤 紀楽
ツイッターみんな他人でみな仲間新井千恵子
規格から外れたきゅうり人が群れ大野 征子
踊り場で同類項が群れている江畑 哲男
類焼を恐れポツンと一軒家栃原 輝昭
両隣り同じレベルでいる安堵和泉あかり

協会秀句

令和6年の秀句


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